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No.0066000069:2011年09月13日 掲載

地デジ移行後の視聴行動に関するマーケティングデータ

録画機能内蔵テレビの普及で、テレビ番組の録画がより簡単で身近なものになっている

EPG(電子番組表)の利用が増えているが、既存媒体への影響は小さい

有料放送への加入以外にも、BS放送やローカル局が視聴可能になり、多チャンネル化が進んでいる

調査概要
調査方法
Web調査
調査対象
首都圏在住の13歳〜69歳男女で、自宅に地上波デジタル放送対応のテレビがある人
調査時期
2011年8月30日〜2011年8月31日
有効回答数
合計:480名(均等割付)
13〜19歳・・・(男女各40名)
20〜29歳・・・(男女各40名)
30〜39歳・・・(男女各40名)
40〜49歳・・・(男女各40名)
50〜59歳・・・(男女各40名)
60〜69歳・・・(男女各40名)
調査項目
・地上波デジタル放送対応時期と3Dテレビ
・テレビ番組の録画方法と録画頻度
・地上波デジタル放送対応による視聴状況の変化
調査会社

2010年・2011年で、57.7%の家庭で地デジ対応が進んだ。

■「自宅で主に利用しているテレビが地上波デジタル放送対応になった時期」は、「2010年」(35.8%)が最も高い。
「2011年」(21.9%)と合わせると、57.7%となる。

■「3Dテレビ」の所有率は全体の4.2%である。地上波デジタル放送対応時期別にみると、
2011年に対応した人の「3Dテレビ」所有率は8.6%。
これは「3Dテレビ」所有者全体の45%にあたる。

■サンプル数が少なく、参考値ではあるが、「3Dテレビ」所有者の半分は「3Dテレビ向け」のコンテンツを未だ利用したことがない。


録画機能内蔵テレビが普及し、録画環境が進展。テレビ番組を「ほぼ毎日録画している」人は全体の3割。

■「テレビ番組を録画するのに主に使用している機器」をみると、全体では「Blu-ray レコーダー」(24.6%)と最も多い。
地上波デジタル放送対応時期別にみると、最近、地デジに対応した人ほど録画機能内蔵テレビを利用していることがわかる。
その代わりに「HDDレコーダー」は利用されなくなってきている。

■テレビ番組を録画する人の最近3ヶ月間の録画頻度をみると、全体の35.4%は「ほぼ毎日録画している」。
これは、録画しない人も含めた全サンプル数の29.6%にあたる。

■性・年代別に最近3ヶ月間の録画頻度をみると、「ほぼ毎日録画している」は女性の30代以降に多い。


地デジ対応によってテレビ番組録画頻度は増え、ビデオやDVD (Blu-ray)をレンタルする頻度は減った。

■「テレビ視聴時間」は微増している。

■「家族でのテレビ視聴」は微増している。

■「テレビ番組録画頻度」は、録画機能内蔵テレビの普及などで録画しやすくなっていることで、増加傾向(「増えた」が14.0%、「やや増えた」が16.9%)にある。

■一方で、「ビデオやDVD (Blu-ray)をレンタルする頻度」は、減少傾向(「減った」が11.5%、「やや減った」が9.4%)にある。

■地デジ対応をきっかけに「ケーブルテレビや衛星放送、インターネットTV等」に加入した人は、全体の8.8%である。


EPG(電子番組表)を見る頻度は増えている。テレビ情報誌や新聞のテレビ欄を見る頻度はあまり変わっていない。

■「EPG(電子番組表)を見る頻度」は、「増えた」(19.8%)、「やや増えた」(22.9%)と大幅に増えている。
■「テレビ情報誌や新聞のテレビ欄を見る頻度」は、ほぼ変わっておらず、EPGとは棲み分けがされていると考えられる。

■「ザッピング(チャンネルまわし)する頻度」は若干増えている。
アナログ放送に比べ、チャンネル切り替えが不便になっているため、
ザッピング機会が減るとも考えられるが、その影響はみられない。
CS放送への加入や、無料のBS放送やローカル局のチャンネルが映るようになったことで、
ザッピングする機会が増える効果のほうが強く出ている可能性が高い。(自由回答抜粋参照)

■「見たい番組がなくてもなんとなくテレビをつけておくこと」は減っているが、震災後の節電意識の影響が大きいと考えられる。


データの総括


■2010年と2011年で家庭の地デジ対応は大幅に進み、消費者のテレビ視聴環境は大きく変化した。
特に録画環境の進展が調査結果として現われた。
テレビ録画機能の新規導入、あるいは操作の簡易化による録画の増加は、テレビ視聴における「タイムシフト視聴」をより促進させている。
同時に、ビデオ・DVDレンタルなどの周辺領域におけるコンテンツ利用行動にまで影響を及ぼし始めている。
また、録画環境の変化はEPG(電子番組表)の利用頻度を高めており、チャンネルスイッチの行動プロセスにも変化をもたらす可能性がある。
いち早く視聴者の行動変化の兆しを捉え、柔軟に対応していくことが重要である。

■地デジ対応テレビはBS/CSチューナーが内蔵されているものが多く、
地デジ対応をきっかけに無料のBS放送が見られるようになったり、
UHFアンテナへの変更によりローカル局が見られるようになったりと、
有料放送以外でも多チャンネル化が進んでいる。
これによって、特に全国放送であるBS放送の広告媒体としての価値は高まっていくと考えられる。


掲載データの引用・転載について
このレポートは、朝日大学マーケティング研究所を出展元とし開示すれば自由に引用や転載をすることができます。
調査データの転載・引用をご希望の方、本調査に関するお問合せはこちらまで。

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最新更新日:2012/04/04

最新更新日:2012/03/09
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